前記事のつづき。
中国銀行、工商銀行、農業銀行と続き、こちらも銀行かと思いきや銀行ではない
建物が登場。
前記事の中国農業銀行の北側真横には怡和洋行大楼(英名:Jardine Matheson Building)が
あり、現在では旧地番から外灘27号とも呼ばれ、現在は各種店舗が入っている。
Jardine,Matheson & Co.は、香港を拠点に中国貿易に携わった最大のイギリス資本商社で、
中国名は怡和(いわ)洋行,渣甸(さでん)洋行とも記される。スコットランド人W.ジャー
ディンとJ.マセソンは1832年(道光12)澳門(マカオ)に怡和洋行を設立し,アヘンや茶貿易
に従事した。上述からもわかるようにアヘン戦争、南京条約が深く結び付く建物で、のちの
ち上海を自由貿易港として開港し、100年続いた上海共同租界の中心地区として栄えた象徴
とも言える。
つづく。
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