いまや中国でもこんなに美味しい日本米が手に入る。
もちろん中国産日本米だけど、日本で食べるコシヒカリと変わらない美味しさ。
私は12年程前、お米が穫れない村に住んでいた。
そこでは「マントウ」と呼ばれる肉まんの肉が入っていない外側だけのようなものを
主食としていた。
若かったからか、鈍い性格だったからか、その頃はお米が恋しくなることはあまりなく、
マントウでも食べれるものがあるだけで幸せを感じていた。
それからしばらくして、そこよりは街と呼べるようなところに引っ越した。
そこでの主食は中国米。
日本米に比べると美味しくないかもしれないけど、そこで「お米」の存在を思い出した。
それから数年後、さらに街へ引っ越し、中国産日本米が手に入るようになった。
ここでもまた「日本米」の美味しさを思い出した。
そして今、写真の美味しい美味しい中国産日本米に出会った。
人間は贅沢を覚えると昔には戻れなくなる。
それが怖くて、いやただの貧乏性かもしれないけど、あの頃の自分を忘れないように
できるだけ単純明快にシンプルに生活したいと心掛けている。
経験は財産。
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