旧フランス租界を歩くー永康路編① (石庫門家庭博物館)

前記事のつづき。

今回の目的地である永康路は、いつからかオシャレなバーストリートとして

欧米人で賑わっているらしい。確かにこの短い通りにずらっとバーばかりが建ち並び、

欧米人がたくさんいた。

オシャレ?かどうかはわからないけど、私がぱっと見て思い出したのは、

蘇州市新区にある「商業街」だった。商業街は、日本食レストランが建ち並ぶ通り。

中国では飲食店が建ち並ぶ通りは、お店の人が残飯や汚水を道に捨てたり流したりするので

異常に臭う。だから商業街も例外ではなかった。中華ならちょっと小汚くても「ま、いっ

か」と思える。でも日本食屋さんの店先は汚いとがっかりしてしまっていた。

雰囲気だけで生きている私ならではの感覚なのか。。

で、このバーストリートも同じ臭いがした、というだけの話。これも感覚の問題なので人そ

れぞれ違うと思うけど。商業街が蘇州で浮いていたように、永康路も上海でちょっとだけ浮

いているような気がした。

そして、行きたかった永康路にある石庫門家庭博物館!

石庫門とは、、以下Wikipedia参照。

「石庫門は2-3階建ての建築物の連なりが共用通路(中庭)を囲んだ構造になっており、西

洋のテラスハウスもしくはタウンハウスに似ているが、高い煉瓦塀がその狭い共用通路の端

に設けられて、外部を遮断できる点が違う。“石庫”という名はその強固な遮断壁についた入

口から来ている。」

👆1925年に建てられた上海の伝統的な住宅「石庫門」の内部を公開している。

往年の女優・王丹鳳の旧居としても知られる。

この門をくぐって中に入ってみると、賑やかな通りとは違って静かな空間があった。

いくつかある住居のひとつが博物館になっている。

公開されているのは一階部分のみ。二階には人が住んでいるようだった。

私が行ったときには先客がいて、中国の若者たちが、ボランティアの案内係の人たちから

話を聞いて勉強しているところだった。私も交じって聞かせてもらった。

その後は内部を見せてもらって、その当時の生活をほんの少しだけ感じさせてもらった。

大袈裟だけど、タイムスリップした気になり、あぁ、やっぱり張愛玲に会いたいなぁと

思ったのだった。馬鹿だなぁ。。。

つづく。

Life is a comedy in long-shot.

放浪の旅に出て十数年。 いまものんびり旅を継続中。

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