セブン・イヤーズ・イン・チベット(原題:Seven Years in Tibet)

一昨日だったか?WOWOWシネマでセブン・イヤーズ・イン・チベットが放送されていた

ので、中国に関する映画ネタを少し。

1997年のアメリカ映画。ジャン=ジャック・アノー監督作品。

アイガー初登頂で知られるオーストリアの登山家ハインリヒ・ハラーの自伝の映画化。

彼がチベットで過ごした7年間、彼と若きダライ・ラマとの交流を描いた作品。


中国映画ではなくアメリカ映画だけど、様々な角度から中国という国を見る機会をくれた

衝撃的な映画だった。公開当時は1997年で今から約20年前。その後日本を出る前に一度、

中国に来てから何度か同作を観る機会があり、回数を重ねるごとに史実・現実としっかり

照らし合わせて観れるようになった。もちろん中国では上映禁止となった不都合な問題作。

だけど、これから世界が迷走していくなか、このチベット問題がうやむやにされ、どさくさ

に紛れて「なかったことに」されることは決して許されるべきではないと思う。

是非、アヘン戦争と冷戦あたりまで遡って復習し、この世界の汚点ともいえる歴史を繰り返

さないように世界中の人々の胆に銘じてもらうという意味でもおすすめしたい作品。


政治的なネタを書くと当局に目をつけられかねないので、このへんで。








Life is a comedy in long-shot.

放浪の旅に出て十数年。 いまものんびり旅を継続中。

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