越界路区と旧フランス租界の境界線を歩くー華山路編①

昨日の上海は、お散歩日和で歩いていてとっても気持ち良かった。


昨日歩いた華山路は個人的にフランス租界のイメージが強いのだけど、南北で越界路区と

旧フランス租界に分かれた通りになっている。


まずは、鎮寧路×華山路を北東に向かって歩き、通りを隔てて南側の旧フランス租界を

散策した。烏魯木斉路も超えてもっと東に行きたかったけど、待ち合わせの時間もあり

100mぐらい行って引き返すというショボショボな散策になった。。


歩いてすぐに見えてくる「枕流公寓」。

こちらには現存しないけど、かの有名な李鴻章の邸宅があったらしい。

あぁ、見てみたかったなぁ。。

1930年建造された枕流公寓は、地上7階地下1階のアパート。建設当時は上海屈指の

高層アパートだったみたいで、かなりの知名度を誇っていたらしい。

少し調べてみると、なんと各戸のキッチンにはオーブンを備え、地下にはプールの設備

があったようで、30年代映画界のスターである周璇は、1932年~1957年に亡くなるまで

ここに住んでいたという有名なアパートであったことがわかった。

周璇について書かれたプレートも発見👇

そして、文革後は迫害を受けた文芸理論家の葉以群が飛び降り自殺を遂げる事件も起きた

というショッキングな事実も判明し、若干暗い気持ちになった。。


このアパートの一階にはすでに閉店してしまっているのか休みだっただけなのか

営業していない家具屋さんがあったり、

その横には、コーヒー屋さんがあった。


李鴻章だったり、著名人が住んでいたり、文革後の迫害で飛び降り自殺したりのアパート、

歴史が詰まりすぎていて圧倒された。


近代史も壮大。

上海面白い。


つづく。




Life is a comedy in long-shot.

放浪の旅に出て十数年。 いまものんびり旅を継続中。

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