お天気の良かったある日の週末、旧共同租界を歩いてみた。
旧共同租界は、1863年英租界と米租界が合併し、1899年に「共同租界」と
名称を改めたことにはじまる。
外灘から西蔵中路まで広げた英国租界は南京西路を主要道路として、
英国、米国、その他12ヶ国の共同租界として西は延平路まで、北は蘇州河、
南は仏国租界との境界の延安中路まで拡大した。
フランスは「共同租界」に参加せず、独自の租界を形成した。
そんな旧共同租界の手始めに、奉賢路を少しだけ歩いた。
奉賢路は、東は石門二路から西は陜西北路まで東西に結ぶ短い路。
南京西路にある伊勢丹デパートの角を曲がると、奉賢路に老舗シアターである
MAJESTIC THEATRE(美琪大戏院)があり、
テレサ・テンさんの逝去20周年の記念コンサートが行われるという
ポスターを見つけた。
テレサ・テンさんが亡くなって20年?!
えー。。。
つい最近のことのように思う。
レスリー・チャンが亡くなったのでさえ2,3年前のような気がするのに。。。
MAJESTIC THEATREは1941年の完成当時は上海でも一流の映画館であり、
映画上映のほかに音楽会や歌舞公演も行われた有名な建物。
時代を生き抜いている建物に敬意をあらわしていたところに、
私の背後でおっさんが痰を吐くという事故が、、、ほんと、何だそれーーー。
ふぅー。
ま、そんなもんです。
気を取り直して、西へ少し歩いたところに近代上海に登場したであろう雰囲気の
漂うアパートが目に入った。ぐるりと見て回ったけど、特に有名な建物を表すプレートはな
く、ふつうのアパートのようだった。もしかしたら、これから指定重要建物になるのかも。
それにしても、近代上海の建物は目の保養になります。
自己満足だけど、租界巡りはやめられないわ~。
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