上海に租界ができたのは、1842年に清がアヘン戦争に敗れたのがきっかけで
外国人居住地ができた。1849年フランスは上海の土地を租借。
イギリスやアメリカが共同租界を建設したのに対し、フランスは現在の淮海中路を
中心に単独でフランス租界を建設。フランス租界が中国に返還されたのは1943年。
そんな旧フランス租界をふらふら歩いてみた。
地下鉄7号線 肇家浜路駅 2番出口から出て、乌鲁木齐南路を北へ歩く。
洗濯物で囲まれた道を真っ直ぐ真っ直ぐ。
当時の高級住宅地だったことが思い浮かぶ街並みにワクワク。
そして見えてくるのが、1939年に建設された巨福公寓(旧安康公寓)。
じゅうぶんモダンだわー。
少し歩いて右手に見えてくるのが乌鲁木齐南路151号のアメリカ式ガーデン住宅、、、
と訳していいのだろうか。ちょっと不安。
1948年竣工とのこと。
そして永嘉路へ。
油絵画家の唐蕴玉(1906-1992)の旧居へ。
木で覆われすぎて建物がほとんど見えず。
少し歩くと、フランス式ガーデン住宅に到着。
外壁に石が組み込まれている特徴的な建物。
1931年完成。
そして、1932年に建てられた有名翻訳家だった方のフランス式ガーデン住宅。
乌鲁木齐南路に戻って北上すると衡山路沿いに国際礼拝堂が見えてくる。
以下、ノスタルジック上海MAPより抜粋。
「上海最大のキリスト教教会。1925年完成のL字型のゲーテ様式建築物。
木材レンガ造り。上海に在住するアメリカのキリスト教徒が作った聖歌隊が始まり。
教派に拘わらず、誰でも通える教会として親しまれている。今でも、宗教行事や
音楽イベントなどが定期的に行われている。」
そして、アメリカ総領事館が見えてくる。
さらに北上して复兴西路沿いに、優秀歴史建築物の麦琪公寓がある。
1936年に建てられたモダンスタイル。
今日の旧フランス租界探訪はこれでおしまい。
建築を専門的に勉強したわけではないので、よくわからないことがたくさんあるけど、
近代中国に少しでも触れられてワクワクが止まらない。
最後にカフェで休憩。
近くの五原路を入って、ゆっくりできそうなカフェにふらっと入った。
JARAJAM
アフタヌーンティーセットが45元だったので、カプチーノとガトーショコラを注文。
美味しかった!
店内は狭くてゆったりしていないけど、不思議と落ち着けた。
欧米のお客さんばかりのなか、一人だけ中国人女性がいた。
彼女が話しかけてくれたので少しだけ世間話をしたあと、お店をあとにした。
現代中国にギャーっと苛立つ昨今なので、近代史に目を向けていろんな意味で
歴史を総復習したいなと思った。
2016年の自分に期待。。
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